だみね城まつりで民俗文化PR

2017/10/02 00:00(公開)
餅投げが終わり、来場者に手をふる加藤さんと西垣津さん=設楽町田峯で
設楽で公募の城主と姫デビュー

 設楽町田峯で1日、だみね城まつり(同実行委員会主催)が開かれた。今回公募した城主の加藤博久さん(64)=豊橋市松井町=と、姫の西垣津一乃さん(43)=岡崎市=がデビューし、武者行列や餅(もち)投げに参加し、花を添えた。
 田峯区は同町南部にあり、城は戦国時代の1470(文明2)年に菅沼定信が築城。近くには築城とともに鎮護のために建立された田峰観音があり、田峯田楽、地狂言、念仏踊りなど民俗芸能が伝承されて行われている。
 城主と姫はPRのために今回初公募。その第一回目の出演がまつりとなった。城で和太鼓演奏や長篠・設楽原鉄砲隊の演武を見守ったほか、城から田峰観音までの間を鉄砲隊とともに練り歩いた。観音会場でのフィナーレでは地元のクマタカレンジャーと一緒に餅投げをした。
 中学生まで田峯に住んでいたという加藤さんは「毎年墓参りには来ているが、50年前にこの土地を離れており、古里のために何かしたかった。旧友はじめ多くの人たちに声をかけられてうれしい」と話した。
 戦国時代に憧れる西垣津さんは「ドキドキ感が楽しい。SNSなどで歴史好きな人たちに発信していきたい」と話した。
 今回はさらにPRをしようと城主と姫を公募。11月の月見会、2月に行われる歌舞伎にも出演する。
(安藤聡)
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