菅原監督が映画「写真甲子園」PR

2017/10/24 00:00(公開)
長いブランクの後に完成させた自信作、「写真甲子園」をPRする菅原監督=東愛知新聞社で
 豊橋市ふるさと大使の映画監督・菅原浩志さん(東京在住)が、同市制施行100周年でメガホンをとった「早咲きの花」以来、11年ぶりとなる自身監督・脚本作品「写真甲子園 0・5秒の夏」を完成させた。25日から六本木ヒルズで開かれる第30回東京国際映画祭で特別招待作品として上映され、11月18日に全国ロードショーが始まる。本社を訪れた菅原監督は「とことんリアリティにこだわった。(この作品を通し)挑戦することの大切さを伝えたい」などとPRした。
 北海道東川町が94年から毎夏開いている全国高等学校写真選手権大会(=写真甲子園)で、さまざまな困難と直面しながらも0・5秒のシャッターチャンスにすべてを賭け、高校写真部日本一を目指す若者たちの姿を描く青春ストーリー。札幌出身の菅原監督が4年前、同町の松岡市郎町長から「映画化できないだろうか?」と請われ、この大会を見学したのがきっかけだ。
 当時監督は、東日本大震災(11年)の惨状を目の当たりにしたことから、ドキュメンタリー映画づくりに傾き、フィクションの映画制作から離れていた。しかし甲子園会場は、緊迫感とリアリティに満ちあふれ「参加高校生に質問することすらできなかった」という。「ここには不変の真理がある」と直感した菅原監督。またメガホンを握り、フィクションであるからこそ表現できるリアリティを追求したくなってきた。「これは映画になります!」と、松岡町長に報告したことは言うまでもない。
 クランクインは昨年夏、甲子園大会に合わせて始まり、主役の尾山夢叶役は「早咲きの花」準主役級の子役を務めた笠菜月さん(18)が演じる。世界的アクションスターの千葉真一さんほか、秋野暢子さん(写真部顧問役)ら実力派が脇を固める。さらに昨年、アーティスト活動再開を宣言した大黒摩季さんが主題歌・挿入歌を受け持ち、大輪の花を添える。
 「この映画はつくりものではありません。リアリティです」と菅原監督。11月11日から北海道先行ロードショー、18日に豊橋、豊川市内のシネマコンプレックスでも上映が始まる。当日監督は、笠さんらとともに両館を訪れ、舞台あいさつする予定という。
(藤田彰彦)
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