浜野さんスペインで12年ぶり個展へ

2017/10/28 00:00(公開)
スペインで披露する横13㍍の大作「風」
 世界各地の日系人コミュニティなどへ出向き、日本文化の象徴として書道を伝える浜野龍峰さん(57)=豊橋市北山町=が30日、9日間の旅程でスペインへ出発。同国で12年ぶり3回目となる個展を、名門サラマンカ大学の日西センターで3日から開く。
 「大きな作品で会場を埋め尽くす。半面、小さな空間に小さな作品を並べる。これは茶室のイメージです」と話す浜野さん。日西センター主催の同展は、皇后陛下の名前を戴いた「美智子妃ホール」を会場に、12月14日までのロングラン。3日のオープニングで浜野さんは、大筆書きも披露するとか。目玉となる作品は、縦2・7㍍×横13・0㍍の「風」という作品。中央にピカソの抽象画のような「風」の字をしたため、両脇を神秘的な「般若心境」で固めており、圧倒的な力量感はスペインっ子らの度肝を抜きそう。首都マドリッドでは篆(てん)刻の講演も予定されている。
 来年8月には、昨年夏に続くアルゼンチンでの個展も開くことが決まっている浜野さん。書道伝道師として「世界各地に友人ができ、それが点から線になっていく感じ。“ドサ回り”ですよ」と笑いながらも、書のこころを伝える使命に、目を輝かしている。
(藤田彰彦)
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