豊橋で「小柴記念賞」表彰式

2017/11/12 00:00(公開)
表彰状を手にする入賞者の皆さん=豊橋市視聴覚教育センターで
菱田さん加藤さん最優秀に輝く

 物理・化学分野の自由研究コンクール「第15回小柴記念賞」(豊橋市教育委員会主催)の表彰式が11日、豊橋市視聴覚教育センターであった。最優秀賞の小柴賞は市立岩田小学校5年の菱田梨心(りこ)さん(11)と同高師台中学校3年の加藤秀祐さん(15)が選ばれ、山西正泰教育長から表彰状が贈られた。
 コンクールは、豊橋出身のノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊氏の業績をたたえるとともに、理科好きの子どもの育成を目的に開催する。
 今年度から物理・化学分野に特化して募集。市外1校を含む小学校52校から2187点、中学校21校から1093点の応募があった。
 小柴賞の2人は研究成果を発表。「カボチャの糖度の違い」を煮る、焼くなど調理方法を変えて実験した菱田さんは、糖度が高いものと、おいしいと感じたものが違うことから調理前後の重さに注目。糖度と水分変化による密度の関係にたどり着いた。
 一方、加藤さんは昨年に続き「ヨットはなぜ風上に進むのか」を研究し、帆の形や有効面積の違いで推進力を検証。「これからもテーマに向き合い、関心を持ち続けたい」とさらなる研究へ意欲を燃やした。
 式後、菱田さんは「昨年クラスメートが小柴賞を取り、自分もと思っていた。とてもうれしい」。小学6年から毎年入賞している加藤さんは、念願の最優秀賞に喜んだ。
(飯塚雪)
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