豊橋の高校生ボランティア 技科大留学生と意見交換

2017/12/18 00:01(公開)
留学生と意見交換し、発表する生徒ら=豊橋技術科学大学で
 豊橋市内にある高校10校のボランティア活動に関わる生徒らでつくる「とよはし高校生ボランティアハートネットワーク協議会」の交流会が17日、豊橋市天伯町の豊橋技術科学大学で開かれた。生徒たちは技科大留学生と意見交換、視野を広げるとともに、多文化共生に向け、相互理解の必要性などを学んだ。
 生徒らによる実行委員会が企画、運営し、支援している豊橋ゴールデンロータリークラブ(若林正治会長)と技科大が開催した。
 テーマは「国際交流『つながる心、ひろがる世界』」。10校から1、2年生89人と留学生18人が参加、10班に分かれ、文化や学校、言語などについて議論し、班ごとに発表した。
 マレーシアに関し、生徒たちは「多民族国家で各民族の特徴を尊重して仲良くしている。相互理解の心が日本より強いことが分かった。日本人も相互理解の精神を強くした方がいい」と留学生から得たことを踏まえて報告した。
 食文化について、マレーシアやベトナムの留学生と意見を交わした生徒たちは「日本人は生ものを食べ、肉も多く食べる」ということを認識し、野菜を摂ることが少ない点を改善する必要性を提案した。
 恋愛に関し話し合ったユニークなグループもあり、各国の違いを紹介。生徒からは「日本はLINE(ライン)、タイは直接、マレーシアは手紙や交換日記で告白している」などと話し、プロポーズの言葉の内容が違うことも説明した。
 モンゴルの留学生と語り合った生徒たちは、教えてもらったお国柄を説明。同国の大学院2年スギル・ダンザンワーンジルさんは、けん玉の特技を披露し「モンゴルは日本とつながりがある。調べてみてください」と言い、生徒たちには「国際交流を通じて世界の文化をもっと知り、互いを尊重し、自分の国の文化をもっとアピールするといいと思う」と呼び掛けた。
 文化や教育の違い、共通点などを学んだ生徒たち。時習館2年・山本晃生さんは「分かり合うには相手の文化を知ることが必要だと感じた」と感想。藤ノ花女子の村田絢夏教諭は「異文化に触れ、見聞を広げる機会になった。これからはコミュニケーション能力や発信する力が必要になり、きょう、少し培われたのではないでしょうか」と話した。
(中村晋也)
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