サーラ グループ初の農業法人設立 効率化や農地集約など課題解決も

2025/01/17 00:24(公開)
サーラグループは初の農業分野へ参入する

 サーラコーポレーションは、社会課題解決型ビジネスとして農業生産事業に乗り出す。完全子会社「サーラアグリ」を17日に設立し、群馬県内に取得した第1号の農場でキウイ栽培を始める。農業ベンチャーの「日本農業」(東京都品川区)と連携し、栽培技術や販路開拓などノウハウを学ぶ。将来は農地集約や生産性向上など課題解決や儲かる農業のコンサルティングも手掛けたい考えだ。

 

 新会社は豊橋市駅前大通1に本社を置き、当面は群馬県安中市に取得した10㌶の農地での

生産に取り組む。収益化が見込める高付加価値な農作物を露地で栽培し、日本農業との連携で生産技術の向上や農地集約などの知見を高める。

 

 農業生産では、地元の東三河や遠州など全国展開も視野に入れる。収益確保で持続可能な農業のビジネスモデルづくりを目指す。将来は積み上げた知見を基に、新規就農者や離農者向けに農地の引き継ぎを支援するコンサル業務も手掛けたいという。

 

 サーラグループは豊橋市中心街の「エムキャンパス」を食と農業の情報発信拠点とする「フードバレー構想」を進めている。地場農産物を生かした食関連の事業が先行している。グループは畜産などの動物試薬の子会社はあるが、農業生産事業は初。先行する食事業を支える農業で課題解決と持続可能性につなげられるかが注目される。

 

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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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