「牛川の渡し」に豊橋RCが看板とAED

2024/08/24 06:00(公開)

創立75周年事業で

 来年に創立75周年を迎える豊橋ロータリークラブは、豊橋市の「牛川の渡し」の利用者のために、案内看板1基とAED(自動体外式除細動器)1台を寄贈した。23日、一行が市役所を訪れ、紅林友昭会長らが浅井由崇市長に手渡した。

 紅林会長は米軍の占領下にあった1950年8月に22人のメンバーで発足したクラブが今では100人以上の会員になったと報告。地域社会のニーズを考え、寄贈を決めたと話した。浅井市長は感謝状を贈り、先代の「ちぎり丸」が昨年の東三河豪雨で流され、建造した田原市宇津江町の「榊原造船所」近くで26年前に就航したのと同じ6月4日に発見されたエピソードを披露した。

 この後、紅林会長から看板のタペストリーが浅井市長に示された。75周年記念実行委員長の佐々木利政氏がAEDを贈呈した。

 看板には、平安末期から存在したと考えられる牛川の渡しの来歴が記され、川を渡る様子や操船の仕方を描いたイラストがある。船頭が描いたという。AEDは川辺の管理室に置く。

浅井市長(左から3人目)に、看板とAEDを贈った豊橋RCの紅林会長(左隣)とメンバーの皆さん=豊橋市役所で
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山田一晶

1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、取締役編集長。こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。

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