県は、環境学習推進事業「あいちの未来クリエイト部」で、2024年度に参加した県立小坂井高校自然科学部のメンバーが、ゲームしながら環境について学べる「落ち葉ブロック崩し」を考案したと発表した。
未来クリエイト部は、高校生を対象とした環境面での「人づくり」事業で、2017年度から続く。高校生が専門家の指導を受けながら、地域の環境問題に関する調査や研究をして、その成果で学習教材を作る。
小酒井高校自然科学部のメンバー14人は「堆肥化による落ち葉処理」をテーマに校内で発生する落ち葉に着目。側溝などの詰まりの原因となる落ち葉を環境負荷の大きい焼却処理でなく、堆肥化による減量を考えた。
さまざまな条件下での実験の結果、堆肥化で体積が半分以上に減ると判明。資源の有効活用について知ってほしいとの思いから小学生以上を対象にボードゲーム「落ち葉ブロック崩し」を作った。
4人程度でプレーする。「落ち葉」「微生物」「水」「促進剤」と書かれた木製ブロックを使う。山からブロックを取り、そろったブロックの絵の組み合わせで「堆肥化」ができる。それが多いプレーヤーの勝ち。
未来クリエイト部はほかに2校が参加。安城農林高校はニホンミツバチの研究から、プレイヤーがミツバチになりきり、巡る季節の中でより多くの蜜を集めるゲームを作った。南陽高校は学校近くの戸田川を調査し、川の現状、川の汚れの原因などを学ぶことができる仕掛け絵本を制作した。
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1959年東京都生まれ。山田一晶編集長に声を掛けてもらい、2024年5月に入社した。それまでは別の新聞社に勤務し、名古屋、岐阜、東京などで記者をしていた。事件取材が長かったが、東京では食文化、社会保障といった分野の取材も経験。介護など生活に密着した記事の重要性を実感した。趣味は街歩きと山歩き。東海道五十三次を歩いている。目標は東京―京都間の完歩。テント泊の登山にも憧れているが、三河の低山巡りがメイン。ミステリー、歴史小説を愛読。名古屋支局で愛知県政を担当している。人口減少、地域活性化の課題などを取材しながら、東三河の魅力を発信していきたい。
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