田原で「知事と渥美半島を語る会」

2018/06/30 00:01(公開)
懇談会で出席者と語り合った大村知事(手前左から2人目)=伊良湖シーパーク&スパで
 「大村秀章愛知県知事と渥美半島を語る会」が28日夜、田原市伊良湖町の伊良湖シーパーク&スパで開かれた。大村知事は県政全般のほか、道路、三河港、農漁業など同市に関連する取り組みを説明し、半島の将来、課題に出席者と意見を交わした。市内のまちづくり、農業施設なども視察した。
 知事に渥美半島を見てもらい、住民らと意見交換する機会として、商工団体や農業、住民などの団体代表者が発起人となり、昨年に続いて開催。語る会には約320人が集まった。
 市民の要望も高い道路整備について、大村知事は、名古屋都市圏と豊橋市を結ぶ国道23号名豊道路で唯一の未開通区間、蒲郡バイパス(BP)東部区間を報告。用地の未買収に触れ「土地収用法の事業認定の手続きを取った。用地が確保できれば一気にやっていく」と述べた。
 田原市など4市の港からなる三河港に関しては、次期港湾計画を検討する考えを示し「時代の要請に合わせて改訂する計画で、来年度には準備に入ろうと思う。調査を実施し、翌年度から本格的に検討したい」と話した。
 「住みやすい愛知」をアピールしていることも紹介。県全体の人口は増えている一方で「田原など東三河は人口が課題。働き場所はあるので、住みやすさをアピールし、地域づくりを皆さんと考えていく」と述べた。
 漁業はアサリの漁場となる干潟・浅場の整備を田原地区で、教育では次世代農業を推進できる人材の育成を県立渥美農業高校で計画していることも報告。田原市で9月に開催のサーフィン世界大会「アーバンリサーチISAワールドサーフィンゲームス」については「どのように盛り上げるか、相談していく」と積極的な姿勢を示した。
 語る会の冒頭、発起人を代表し、田原市商工会の河合利則会長は課題のインフラ整備などに知事の手腕を期待。来賓の山下政良市長も、道路や港、医療などの取り組みを挙げ「県の力添えでできており、知事の力。渥美半島を元気にしてもらっている」と述べた。
 懇談会では、大村知事が各テーブルを回り、出席者と半島の課題などを語り合った。
(中村晋也)
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