新城で設楽原決戦場まつり

2018/07/02 00:00(公開)
銃口を向けられながらも馬防柵によじ登って攻め込む演技をする生徒=新城市竹広で
 443年前に織田・徳川連合軍と武田軍が激突した設楽原の戦い(1575年)を伝える第29回「設楽原決戦場まつり」(設楽原をまもる会主催)が1日、新城市竹広の古戦場一帯で行われた。戦没将士の慰霊をしたほか、地元の小、中学生が馬防柵で迫真の攻防を再現した。
 市設楽原歴史資料館前近くの信玄塚で戦没者慰霊法要が営まれた。地元だけでなく武田軍にゆかりある山梨県甲州市などから約690人が参列。焼香して合戦によって散った武将たちのめい福を祈った。
 続いて会場を古戦場の馬防柵再現地周辺に移して、地元の東郷東、東郷西の両小学校児童、東郷中学校生徒らによる武者行列と演武が行われた。
 子どもたちは手作りのよろいかぶと姿で登場。演武では馬防柵を挟んで武田軍と、織田・徳川軍に分かれて両軍の攻防戦を再現。連合軍側から銃口を向けられながらも武田軍の武将が柵をよじ登って刀で対抗するなど、熱演で観客から盛大な拍手が送られた。
 馬防柵周辺では丹波亀山鉄砲隊、種子島火縄銃南種子保存会南部鉄砲隊、地元の長篠・設楽原鉄砲隊など5団体が柵に沿って立ち並び、火縄銃演武を披露。かつての合戦に思いをはせた。
(安藤聡)
手を合わせる山梨の武田軍関係者=同
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

さわらび会 藤城建設 住まいLOVE不動産 蒲郡信用金庫 虹の森 光生会
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国