豪雨派遣の豊橋市職員16人帰還報告

2018/07/18 00:00(公開)
動について報告する保健師チーム=豊橋市役所で
 西日本豪雨災害で、被災地に派遣されていた豊橋市の職員らが17日、同市役所で帰庁報告を行った。
 岡山県倉敷市に派遣されていた消防本部6人、防災危機管理課4人、健康政策課などの保健師チーム2人と、広島県呉市に派遣されていた上下水道局4人の計16人。
 11~16日にかけて派遣された保健師チームは、真備町の避難所2カ所で子供の心のケアや血圧測定、健康相談などの健康支援業務を行ったことを報告。急きょ開設された避難所では、泥だらけになって戻ってくる女性から着替える場所が欲しいとの声を受けて、女性用更衣室を設置した。また、子どもや高齢者のおむつの捨て場所がなく、回収袋を設置したという。保健師の花井詠子さんは「女性に優しい環境整備という視点も必要。いざという時に、見て判断して動けることが大切だと感じた」と話した。
 緊急消防援助隊愛知県大隊として派遣されていた1~3次隊の消防職員は、真備地区で24時間体制で救出活動をする隊員の後方支援業務などにあたった。県大隊としては99人の被災者を救出。隊員は「それぞれが現場で得た経験を、今後、市の計画に生かしていける」と報告した。
 7~9日にかけて救援物資輸送活動で派遣された防災危機管理課職員は、消防本部の遠距離送水車に食料や毛布などの備蓄品を積み込み、倉敷市水島支所や各避難所に届けるなどした。真備地区に入り、ドローンで被害状況も確認した。
 呉市で応急給水活動をした上下水道局職員は、前日晩遅くに活動を終え、帰庁中のため代理報告となった。応急給水隊として4㌧給水車で現地に入り、破損道路を迂回しながら老人福祉施設や病院での給水活動を行った。
 報告を受けた佐原光一市長は職員らをねぎらい、「それぞれの持ち場でさらなる分析に努めていただきたい」と述べた。
(井嶋義典)
帰庁報告をする職員ら=同
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

蒲郡信用金庫 さわらび会 光生会 虹の森 藤城建設 住まいLOVE不動産 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国