「歩いて暮らせるまち区域」転入者に補助金

2018/08/04 00:01(公開)
歩いて暮らせるまち区域を示した市街地図(豊橋市提供)
 豊橋市は、立地適正化計画に公共交通が充実している地域「歩いて暮らせるまち区域」を設けるとともに、定住促進補助金を新設、同区域へ転居し、住まいを持った人には固定資産税相当分や子育て応援奨励金を助成する。市内からでも半分を助成。同区域に呼び込むことにより、住宅や公共施設などを集約するコンパクトシティを目指す。9月1日から運用を始める。
 同区域は市独自の設定で、電車やバス路線などの公共交通が充実していて、車に頼ることなく、さまざまな都市機能を利用できるところに設けた。
 この区域に市外から転入し、自己所有の住まいを持った人を対象として、市は新たに取得した土地・家屋の固定資産税相当分を3年間、中学生以下の子ども1人に対し10万円の子育て応援奨励金を助成する。
 市内の他地域から転居した場合にも、半分を助成し、県内で初めての取り組みという。
 立地適正化計画は、人口減少に備え、医療・商業施設などの都市機能を集約して「歩いて暮らせるまち」「暮らしやすいまち」などにするため策定。「都市機能誘導区域」に加え、市は新たに「居住誘導区域」を設定、計画の策定を完了した。これに合わせ、定住促進補助金も新設した。
 居住誘導区域は、都市機能集約の効果を生かしながら人口密度を維持し、持続性を確保していく地域としている。
(中村晋也)
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