豊橋市美術博物館は特別展「銅鐸の国-伊奈銅鐸出土100年-」を11月30日から開催する。1924年に旧宝飯郡小坂井村伊奈(現前芝中学校内)で出土した3点の銅鐸を里帰り展示する。また三遠地方の銅鐸30点以上が集まる。来年2月2日まで。
出土当時は地域が沸き立ち、新聞紙上をにぎわせたという。著名な考古学者の来訪が相次ぐなど、考古学史上でもまれな関心を集めた。出土100年の節目を記念し、国内有数の銅鐸集中地帯として知られる三遠地方を「銅鐸の国」と見なし、その果たした役割や当時の地域社会を考える。
東京国立博物館から里帰りする伊奈1~3号銅鐸のほか、小島銅鐸、悪ケ谷銅鐸、平尾銅鐸、荒神山2号銅鐸など35点を展示する。銅鐸片や銅鐸形土製品、人面文土器、木製品など計150点が並ぶ。
観覧料は一般・大学生800円、小中高生400円。関連イベントとして、奈良国立博物館の井上洋一館長の記念講演会「東アジアの青銅器文化と『銅鐸の国』」が11月30日に講義室である。定員80人。申し込みは豊橋美博ホームページで11月1日から。
京都国立博物館の名誉研究員難波洋三さんらによる「第7回とよはしシンポジウム『銅鐸の国と弥生時代の社会』」は12月7日に市公会堂で。担当学芸員による館内ギャラリートークは12月28日、1月18日、2月1日にある。いずれも参加無料。
午前9時~午後5時、休館日は毎週月曜と12月29日~1月3日。
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