本物の市電を操縦体験

2018/08/17 00:00(公開)
緊張の面持ちでハンドルを握る子ども=豊橋市東田町の赤岩口車庫で
豊橋鉄道が夏休みイベント

 子どもたちに市内電車(市電)を親しんでもらおうと、豊橋鉄道(豊橋市)は16日、夏休み体験イベントを同市東田町の赤岩口車庫などで開いた。県内や静岡県から親子連れら31人が参加し、普段入ることができない運転席に座り、操縦や案内放送など貴重な体験をした。
 イベントは小学3~6年生が対象。豊橋駅前から貸し切り電車に乗った一行は、市内線営業所に立ち寄り、制御盤の仕組みや営業所の仕事などを勉強した。その後、赤岩口車庫内で、旧式の3500型に乗り込み、メインイベントとなる市電の操縦を試みた。
 子どもたちは運転席に座り、加速を調整するハンドルとブレーキハンドルを緊張しながら動かし、45㍍区間を走行。急ブレーキになってしまい、苦笑いを浮かべる子もいた。操縦体験を心待ちにしていた安城市立安城西部小学校3年の岡田舜君(9)は「ブレーキの調整が難しかったけど、楽しかった」と話した。
 また、運転士の制服を着て車内アナウンスをしたり、市電を洗車したりするなど日頃できない体験に心躍らせた子どもたち。最後は「運転体験証明書」を受け取り、夏休みの思い出を締めくくった。
(飯塚雪)
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