JR飯田線沿線の地域活性化を考えるシンポジウムが4日夕、新城文化会館であった。豊川ビジョンリサーチ、奥三河ビジョンフォーラムの主催。
観光振興や移住定住促進を考えようと企画した。東三河地域研究センター常務理事の高橋大輔さんが秘境駅号などイベント列車の運行や、リニア中央新幹線と連携した振興策の協議について説明した。
JR東海の鈴木広士副社長が講演した。新城市出身で旧県立新城東高校の卒業生。高校登山部で飯田線を利用したことを披露した。沿線では、今年3月に廃車になった新幹線車両の再生アルミを下地駅の駅舎に使用したこと、来年春に交通系ICカードの利用区間が本長篠駅まで延伸されることを報告した。
民営化された1987年以降、飯田線利用者が半分以下に減ったという。「路線を含めた地域の活性化が課題だ。地域住民の熱意を大切に、連携して取り組みたい」と述べた。管内の参宮線田丸駅(三重県)で地域交流施設を、高山本線坂祝(さかほぎ)駅(岐阜県)で郵便局の移転計画があるのを紹介した。
飯田線で定期的に旅を続ける新城市の藤本忍さんはアニメ「究極超人あ~る」(91年)に田切駅(長野県)が登場したことを、東栄駅で喫茶店を営む宮田良子さんはアニメ「ゆるキャン△」で同駅が舞台になったことを説明。「聖地巡礼」での来訪が増えたと報告した。サイクリストの島田和宏さんは自転車を載せる「輪行」でツーリングを楽しんだことを報告した。
奥三河ビジョンフォーラム専務理事の田村太一さんは、駅利用のために自転車など二次交通の必要性を説いた。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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