豊橋市とリトアニアパラリンピック委 事前キャンプ協定締結

2018/10/10 00:00(公開)
2020東京五輪・パラリンピックへ向け固い握手を交わすビリウス会長㊧と佐原市長=豊橋市総合体育館で
 豊橋市とリトアニアパラリンピック委員会は8日、2020東京五輪・パラリンピックの事前キャンプに関する協定を結んだ。市が具体的な交流に関する協定書を交わすのは初めて。
 05年の愛・地球博(愛知万博)フレンドシップ事業を縁に交流を続けてきた同市と欧州のリトアニア。東京五輪・パラリンピックをめぐっては、16年にホストタウンに登録し、リトアニアから視察団が訪れていた。市も17、18年の2回にわたってリトアニアを訪問するなど、誘致活動を積極的に展開していた。
 締結式は、市総合体育館で開かれた市民対象のスポーツ・レクリエーション「ウエルネス2018」の開会式で行った。
 市民らがリトアニア国旗を振り、訪問団を歓迎。佐原光一市長と訪問団の団長を務めるパラリンピック委員会のミンダウガス・ビリウス会長が協定書にサインし、固い握手を交わした。
 訪問団はビリウス会長のほか、医療スタッフやゴールボールのパラリンピックメダリスト、陸上、トライアスロンの選手ら15人。4日から同市を訪れ、スポーツ施設やホテルなどを見て回り、充実した設備に加え、市民病院が近距離にあることを高く評価していた。
 また、市立豊小学校と二川宿本陣資料館では市民とも交流。締結式では、ビリウス会長が「選手たちは豊橋を自分の家のように感じている」と話し、「豊橋の皆さんの力をいただいて2020東京五輪・パラリンピックを頑張ります」と決意を述べた。
 佐原市長は「絆を深められることを大変うれしく思う。選手らには、努力する姿やスポーツの楽しさを伝えてもらえると思う。スポーツが人々を幸せにして健康にできることを市民に伝え、実践する最大のチャンスをいただいた。まちの力につなげていきたい」と期待を込めて話した。
 リトアニア選手団は、事前キャンプ以外でも、来年以降、トレーニングキャンプを実施する可能性があるという。また、市は引き続き、五輪での事前キャンプ誘致を目指す。
(飯塚雪)
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