蒲郡市が三河大島・海の家解体へ

2018/11/23 00:01(公開)
台風24号直後の三河大島海の家。テラス部分のコンクリートが破損した(蒲郡市提供)
 蒲郡市は、三河湾に浮かぶ無人島で夏場の海水浴場として観光地となっている三河大島(三谷町)内に建つ海の家を解体する方針を固めた。施設は9月末までの台風被害に遭っており、解体工事などにかかる費用8800万円を盛り込む補正予算案を12月5日開会予定の市議会12月定例会に補正予算案を提出する。
 市によると三河大島海の家は旧国鉄が1960(昭和35)年に島東海岸でオープン。96年に市へ寄付された。鉄筋コンクリート造り3階建て、延べ583平方㍍で日よけスペースのテラスもある。台風21号と台風24号による暴風や波の影響でテラス部分のコンクリートが破損した。あわせて建物の老朽化もあり、市では解体することにした。
 島内では東、西の両海岸部に4軒ずつ店舗があり、毎年7、8の2カ月間の海水浴シーズンには竹島水族館西側からの渡船などで1万人の行楽客が訪れるという。
 今年の台風では東海岸部での被害が目立った。砂浜の砂が東浜桟橋部分まで移動したり、警備本部詰め所が倒壊した。
 今回は海の家の解体工事費(運搬費も含む)を計上し、議決後に来年5月末までに工事を終えることにしている。
 一方、東浜桟橋など砂浜復旧も新年度以降に対処していくという。
(安藤聡)
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