「第１２３回豊橋交響楽団定期演奏会　指揮者のいない音楽会Ｐａｒｔ２」が12月９日、豊橋市ライフポートとよはしで行われる。トヨタコミュニティコンサートの一環。
　豊響は１９６５（昭和40）年に結成したアマチュアオーケストラ。東三河を中心に10～60歳代の団員で構成され、年２回行う定期演奏会などに向け、毎週日曜日、練習に励んでいる。　
　今回は、元ベルリンフィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターの安永徹さんをゲストコンサートマスターに、ソリストに市野あゆみさん（ピアノ）を迎え、６年ぶりに指揮者を立てず、オーケストラのアンサンブルのみで演奏する。
　楽曲は、作曲家モーツァルトでも特に人気の高い交響曲第40番とピアノ協奏曲第27番を中心に届ける。古典派の典型をなすモーツァルトの晩年の楽曲を、安永さんがロマンチックで劇的な表現を使い、掘り下げている。
　同楽団の下谷剛嗣音楽監督は「安永さんと市野さんの演奏を地方のアマチュアオーケストラとの共演で聞くことができるのは貴重な機会。１人でも多くの人に聞いていただきたい」と来場を呼び掛けている。
　午後２時開演。自由席で一般２０００円、小～高校生５００円、チケットは豊響ホームページから予約できるほか、穂の国とよはし芸術劇場プラットや市役所じょうほうひろばなどでも扱っている。
　問い合わせは豊響事務局（０９０・３１５７・１６６１）へ。
（飯塚雪）