豊橋で「支えあい活動等支援講座」

2018/12/04 00:00(公開)
介護予防や傾聴について学んだ研修会=あいトピアで(提供)
 豊橋市社会福祉協議会は、同市総合福祉センター「あいトピア」で、地域での支えあい活動や居場所作りに興味のある人を対象に「支えあい活動等支援講座」を開催。関心のある市民ら24人が参加した。
 支え合いや居場所作り活動へのきっかけやすでに活動している人たちの資質向上を目的とした研修会で、10月に第1回目を開き、認知症やレクリエーションについて学習。今回は「介護予防」「傾聴」をテーマに学んだ。
 講座では最初に「介護予防は地域で」と題し、地域包括支援センターの江島久美子さんが講義。介護予防がなぜ必要なのかについて「要介護高齢者の増加と介護人材の不足で、介護サービスの需要と供給のバランスがとれない」ことを挙げ、今後の対策としてすべての高齢者の社会参加の必要性を説いた。また、加齢とともに心身の活力(筋力・認知機能)が低下し、要介護状態に向かっていく「フレイル」の予防の重要性も訴えた。
 続いて、「ボランティアに活かす傾聴」の内容で、愛知大学文学部の鎌倉利光教授が講義。積極的な関心を持って、相手の話をしっかり聴くことの重要性や、「リ・フレーミング(肯定的に変えること)」に重きを置いて相手の話を受け止め返答すること、前のめりになって聞いたり大きくうなずくなどの身振りも効果的であることなどを紹介。参加者は熱心に耳を傾けた。
(田中博子)
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