三遠ネオフェニックスが愛知セントラル杯の初代王者に シーホース三河に圧勝

2024/09/08 22:35(公開)
優勝を祝う三遠メンバー=名古屋ドルフィンズアリーナで

 プロバスケットボールBリーグの県内4チームが優勝を争う「AICHI CENTRAL CUP」は8日、名古屋市のドルフィンズアリーナで決勝があった。三遠ネオフェニックスがシーホース三河を93対69で破り初代王者に輝いた。元NBA選手デイビッド・ヌワバが通算46得点20リバウンドで大会MVPに選ばれた。

 

 「三河ダービー」の決勝は第1クォーター(Q)から三遠ペースで進んだ。序盤から佐々木隆成や大浦颯太を起点にスピードある攻撃で着実に得点を重ねた。日本代表の吉井裕鷹やヌワバらの攻守にわたる活躍で徐々に点差を広げ、前半終了間際には、ダジンスキーがブザーと同時に3点シュート(3P)を決め12点差で折り返した。

 終盤も三遠の勢いは衰えず、ヌワバの豪快なダンクシュートや佐々木や大浦らが次々と3Pを成功させ試合を決めた。

 表彰式ではリーグの島田慎二チェアマンから佐々木主将が優勝カップを受け取った。ヌワバは7日の最優秀賞に続き、得点王とリバウンド王も獲得して今大会の最優秀選手(MVP)。アシスト王は大浦が選ばれ、三遠の選手が主要タイトルを総なめにした。

 大野篤史ヘッドコーチは「豊橋のファンにできることを意識した。夏に取り組んだ成果を出して勝てたのは大きい。どんな試合も勝ちたいし、今季も優勝目指して戦いたい」と意気込んだ。

 ヌワバは「速いペースで守る日本のスタイルは合っている。チームで戦えたことが勝ちにつながった」とBリーグへの適応に手応えを見せた。

 3位決定戦は名古屋ダイヤモンドドルフィンズがファイティングイーグルス名古屋に77対72で勝った。

 

前半終了と同時に3Pを決めるダジンスキー
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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