田原市内のアーティストTAKUTO(本名・片岡拓人)さんの初個展が、豊橋市向山西町の「アートエイジギャラリー」で開かれている。22日まで。
子どもの頃から絵が好きで、長年の友人であるお笑い芸人「はんにゃ.」の金田哲さんから依頼され、コンビの単独ライブのポスターなども手掛けた。5年前に東京の「デザインフェスタ」出品作が購入されたことを機に独学で本格的な創作活動を始めた。現在は理学療法士として豊橋市の病院に勤務する傍ら、帰宅後や休日に制作に励む。
今回は新・近作から26点を発表した。ダルマの枠線内をカラフルなイラスト群で構成するシリーズ作品やポスターなど、手描き・デジタル作品の数々を並べた。その時々に思ったことをテーマに花や動物、顔のパーツ、日用品などの細かいイラストで画面を埋め尽くした。色彩もタッチも力強いが、攻撃性は無く見る人を笑顔にさせる。平面作品のほか、立体のダルマも披露した。
「デジタルでしか出せない絵を追求している。『私の好きな世界』を描いており、優しい気持ち、明るい気持ちが絵に表れていたらいいと思う。自由に楽しく見て」とTAKUTOさんは話す。
購読残数: / 本
愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
週間ランキング
日付で探す