豊川市が保育園エアコン設置へ「ふるさと納税」活用

2018/12/20 00:00(公開)
ふるさとチョイスに掲載される豊川市エアコン設置プロジェクトのバナー㊧とふるさとチョイス専用ページのQRコード
 豊川市は19日、ふるさと納税を活用したガバメントクラウドファンディングで資金を集め、市内の保育園にエアコンを設置する新たなプロジェクトをスタートした。自治体主導で保育園へのエアコン設置を図る計画は全国でも珍しく、300万円を目標金額に協力を募っている。
 この夏話題となった「命に関わる猛暑」対策で、東三河では先進的に小中学校への空調設置を進めてきた豊川市。来年度には全学校への整備が完了する見通しだが、2020年度までに保育園すべての保育室へのエアコン設置も目指している。
 だがエアコン1台につき約100万円、2カ年で総額1億7000万円と多額な費用が想定され、費用の一部をふるさと納税という形で支援してくれる個人や企業を募集。この日午前10時から国内最大級のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で受付を開始し、午後4時までに早速4人が申請し、7万円が集まっている。来年3月15日までの期間で、300万円を目指している。
 1980年の8月には豊川市周辺で気温30度を超えたのは4日間だったが、今年は28日に増加。市内の保育園は3歳未満児室すべてにエアコンを設置しているが、年少児以上の部屋は進んでおらず、公立25園の設置率は23%にとどまっている。
 各保育園では給水やプールで遊ぶ時間を増やしたり、空調のある部屋で食事するなどの対策を取っているが、父母からも空調設置を求める声が多く、サイト上では牛久保保育園の菅野容子園長や山脇実市長の事業への思いも記されている。
 納税者には返礼品はないが、個人が2万円を納めた場合は税控除から実質2000円の負担額で支援できる。企業にも軽減効果や、ホームページでの企業ロゴマークの掲示といったメリットもある。問い合わせは企画政策課(0533・89・2126)へ。
(由本裕貴)
夏は猛暑対策が求められる保育園
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