爆笑トークに沸く

2019/01/25 00:00(公開)
ユーモアあふれるトークで会場を沸かせた土田さん㊨=プラットで
豊橋で人気脚本家の土田さん招きイベント
 日本テレビ系のドラマ「崖っぷちホテル!」や「斉藤さん」シリーズなど、ドラマの脚本を手掛ける土田英生さん(51)=愛知県出身=が、豊橋市穂の国とよはし芸術劇場プラットで、近年の代表作である「ぶた草の庭」を見ながらプラットの芸術文化プロデューサーの矢作勝義さんを相手に裏話や劇団について話した。約30人の観客を前に、舞台での失敗エピソードなどを軽妙に語り続ける爆笑のイベントになった。
 土田さん主宰の劇団「MONO」が3月16、17の両日、プラットで演劇「はなにら」を上演することから、関連イベントとして企画。
 1989(平成元)年にMONOの前身である「B級プラクティス」を結成。90年以降の全作品の作・演出を務める土田さんは、長年共に活動する団員との関係性について「上下関係がなく、仲間うちでワイワイしているから続けられている」と話す一方で、「腹が立ったらメンバーにはセリフにして伝えている」と、腹黒い一面をのぞかせ、会場は大笑い。映画化もされた戯曲「約三十の嘘」は「終盤、犯人を登場させる段階で、どう読んでも犯人がいなくて困った」と明かし、軽快なトークで会場を盛り上げた。
 京都を拠点に活動を続けるMONOは、笑いの中に現代社会の問題を描き出す会話劇が人気の劇団。新作コメディ「はなにら」は、20年前の天変地異により親や子どもを失った人たちの疑似家族の物語を届ける。現在、チケット発売中で、プラットチケットセンター(0532・39・3090)などで扱っている。
(飯塚雪)
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