奉納歌舞伎へ設楽の田峰観音で小屋掛け

2019/01/28 00:00(公開)
手作業で進められた小屋掛け作業=設楽町田峯で
 設楽町田峯の田峰観音で27日、奉納歌舞伎(来月10日)に向けた小屋掛けが行われた。住民や町外の協力者も参加し、竹で天井をを組み上げた。
 奉納歌舞伎は360年以上の歴史があるとされる。1654(承応3)年、日光寺の再建に伴い、地元の御林伐採が発覚。重罪を恐れた村人が「村が3軒になるまで芝居を奉納します」と観音様に救済を祈願したところ、時ならぬ大雪が代官の検分をはばんだといわれる。毎年、同観音例大祭の2月12日に行われてきたが、今年からは祭りの期日を第2土、日に変更する。
 境内では県指定文化財の舞台をステージにして小屋をつくって観客席としている。
 作業では午前8時半から約50人が参加し、津具から取り寄せた真竹130本を使って天井の骨組みをして荒縄でくくりつけた。
 今回は地元以外からの協力者を募り、3人が参加。同町東納庫の加藤甫さん(74)は「前から参加したかったため、念願かないました。地元の人たちが力合わせている姿はすばらしい」と話した。
(安藤聡)
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