南山大川北ゼミの生徒らが田原で新商品販売会

2024/09/11 06:00(公開)
試食を案内する奥山さんと武さん=道の駅田原めっくんはうすで

 南山大学経営学部の川北眞紀子教授のゼミ生に所属する3年生6人と、田原市保美町の青果生産販売「マーコ」は、伊良湖温泉水で育てたバナナを使った商品を開発している。8日、新商品「バナナしらすサンド」の試食会を田原市の「道の駅田原めっくんはうす」で開いた。

 伊良湖温泉水の豊富なミネラルと無農薬で育った糖度の高いバナナ「ばななのよろこび」を輪切りにし、田原産シラスとクリームチーズを食パンに挟んで焼いた。バナナとクリームチーズの甘さをシラスの塩味が引き立てることを狙ったという。

 天然の味を生かしたいという思いで組み合わせる食材を探していたところ、テレビ番組をヒントに、地域の特産品の一つであるシラスを使うことに決めた。

 ブースに立ち寄った多くの人に試食してもらい、「あり」か「なし」かを投票してもらった。結果は「なし」が優勢。試食した男性は「味は悪くなかったが、ちょっと奇抜かも」と語った。

 年内に商品化を目指すという。ゼミ生の武裕美さんは「冷凍したバナナだと食感が失われてしまう。改善して『あり』に近付けたい」と意気込んだ。奥山託未さんは「試食や商品化に向けてさまざまな手続きや申請があり、多くの学びがあった」と語った。

 

バナナしらすサンド
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岸侑輝

 1988年生まれ。三重県津市出身。
 地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
 趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
 好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。

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