豊川市大木町の保護猫カフェ「tormenta(トルメンタ)」の裏口で今月5日、段ボール箱に入れられた猫1匹が捨てられているのが見つかった。店主の益田凌平さん(27)は、警察に相談して対応している。
段ボールは四つあった。その一つに三毛猫が入っていた。同封された手紙によると10歳以上で尿路結石の持病があるという。飼い主は2024年8月から飼い始めたが、何らかの事情があって飼えなくなったらしい。他の三つには、餌や猫用品が入っていた。現金3万円も同封されていたが、これは店では受け取らず、警察に証拠物として提出した。猫は警察から委託を受けて店で預かっているが、餌や病院などの費用は持ち出しだ。
猫を捨てた場合、動物愛護法により1年以下の懲役か100万円以下の罰金に処せられる。益田さんは「猫を捨てることは許されない」と憤る。
店は、地域猫団体と連携し、野良猫や捨て猫を新しい飼い主へ無償譲渡(その猫にかかった医療費分の補てんは依頼)している。運営費は店の売上金で賄う。猫を直接持ち込むことは認めておらず、捨て猫の対応はしていない。
益田さんは「手紙には飼えなくなって泣く泣く手放したとつづられていました。事情がある場合もありますので、警察に被害届を出して捨てた人に罪を償ってもらうかどうかは検討中です」と話す。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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