蒲郡・形原地区で「油菓子」の振る舞い

2019/03/03 00:00(公開)
油菓子を紹介する小林代表㊧=蒲郡市形原町で
油菓子を紹介する小林代表㊧=蒲郡市形原町で
 蒲郡市形原町の商店街で2日、雛(ひな)祭りに合わせて郷土菓子「油菓子」の振る舞いが始まった。地域ぐるみで桃の節句(3月3日)を盛り上げようと毎年行っており、市内他地区や市外からも訪れ、各店内では温かい空間が生まれた。
 地元の女性グループ「形原レディースサークル」(小林房子代表)が毎年この時期に行っている。18回目となる今年は形原町内の商店はじめ金融機関、古民家の11カ所で雛人形などを飾るイベント「形原ひな祭りロード」を展開している。
 油菓子は小麦粉に砂糖、卵を混ぜて練った生地を油で揚げる菓子。形原地区では雛祭りに各家庭で作る風習があり、イベントでは店頭で振る舞うことにしている。
 小林代表が営む洋品店ではウサギに衣装を着せた雛、傘福とつるし雛などを展示。この日は市内北部地区から3世代の家族連れ、西尾市に住む男性らが来店した。
 「油菓子は硬さやゴマを入れるなど各家庭でタイプが違うんですよ」と小林代表が紹介した。
 「対面での触れ合いの場をと始めて18年続けました。今後も継続して形原地区の文化を伝えていきたい」と小林代表。
 形原地区では3日にもイベント参加店などで油菓子を振る舞う。また午前10時すぎには稚児姫道中も行われる。雛飾りは4月7日まで各店舗などで展示する。
(安藤聡)
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