豊川の淡墨桜ほころぶ

2019/03/19 00:00(公開)
咲き始めた淡墨桜に留まる野鳥=豊川市桜ヶ丘公園で
咲き始めた淡墨桜に留まる野鳥=豊川市桜ヶ丘公園で
 豊川市でも“根尾”フィーバー? 桜ヶ丘ミュージアムに隣接する桜ヶ丘公園で、淡墨桜の開花が始まっている。
 この桜は市制40周年の1983(昭和58)年、豊川地域文化広場完成に合わせて、豊川ロータリークラブが樹齢1400年と言われる天然記念物「根尾谷の淡墨桜」のある岐阜県根尾村(現・本巣市)から譲り受けた苗木が成長した桜で、園内に25本が立っている。
 淡墨桜はエドヒガンに属し、咲き始めは白っぽい花をつけ、花盛りを過ぎると花の色がやや淡い墨色になる。プロ野球・中日ドラゴンズの新人で、岐阜県出身の根尾昂内野手(18)が注目されているが、球春到来と共に豊川の淡墨桜もつぼみを開き始めた。
 桜ヶ丘公園が「桜の馬場」と呼ばれていたころに植えられたソメイヨシノも今月下旬から開花する見通しで、花見スポットに多くの人が訪れそうだ。
(由本裕貴)
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