「ブラアイチin豊川」 平和のまちを散策

2019/03/24 00:00(公開)
火薬庫などの戦争遺構を見学するブラアイチの参加者ら=豊川海軍工廠平和公園で
火薬庫などの戦争遺構を見学するブラアイチの参加者ら=豊川海軍工廠平和公園で
 豊川市内で23日、県と市主催による「ブラアイチin豊川~桜薫る、平和のまち。その礎の痕跡を辿(たど)るまちあるき。~」が開催された。市内外から200人以上が参加し、昨年6月に開園した豊川海軍工廠(しょう)平和公園など14カ所のポイントを巡る約8㌔のコースを徒歩で踏破した。
 ブラアイチは2017年度から県内各市で行われており、昨年6月に蟹江町、11月には碧南市で開催され、多くの人が参加した。
 今回の豊川市が「平和」がテーマ。参加者は配布された地図を参考に、戦争の犠牲者らを悼む墓地がある諏訪公園をスタート。ポイントとなった豊川公園の平和の像、日本車輌製造豊川製作所にある旧工廠の正門、豊川稲荷隣の戦没者供養塔などを巡った。
 平和公園では、参加者らは関連資料が展示された平和交流館や、保存された火薬庫や防空壕(ごう)などを見学。公園に隣接する名古屋大学宇宙地球環境研究所は特別に敷地を一般開放し、職員らが敷地内の遺構や、観測アンテナの役目などを紹介した。
 旧工廠敷地内にある企業のテクノスでは、ロケ地となった映画「黒部の太陽」に関する説明コーナーも設置。コース終盤の豊川稲荷では自由に散策や参拝が行われた。
 市内から娘の穂乃香さんと参加したパート職員の岩本衣美子さんは「平和公園には初めて来たけど、素晴らしい場所だと感じた。体も動かせていい機会です」と話していた。
(由本裕貴)
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