世代を超えて「市電の日」楽しむ

2019/04/16 00:00(公開)
「よいしょ」の掛け声に合わせ綱を引く子どもたち=赤岩口車庫で
「よいしょ」の掛け声に合わせ綱を引く子どもたち=赤岩口車庫で
 市民団体「とよはし市電を愛する会」(神野紀郎会長)は14日、豊橋市内で「市電の日」(4月10日)のイベントとして、市内線(市電)との親子綱引き大会やウオーキング、市電との記念撮影、地元グルメの販売などを行った。
 例年、4月10日に近い日曜を「市電の日」とし、市電を活用したイベントを開催、市電の魅力を伝え、利用を促すため企画している。
 「平成ありがとう」をテーマに同市東田町の赤岩口車庫で開いたイベントでは、重さ19・4㌧の市電(780型)との綱引き大会を初開催。「よいしょ、よいしょ」の掛け声に合わせ、10人ほどの子どもたちが力いっぱい綱を引いたが、市電に完敗。続いて、親が助っ人で登場すると一転、すーっと市電が動き出した。同市立羽根井小学校2年鶴身理知君(7)は「いっぱい力を出したけれど、全然動かなかった。大人が入ったら軽く動いてびっくりした」と目を輝かせた。
 車庫では他にも、市電を取り巻く平成の出来事を振り返るパネルや、低床電車「ほっトラム」の運行10周年を記念したフォトコンテスト入賞作品を展示。市電運転席では写真が撮れ、豊橋鉄道オリジナルグッズの販売もあり、多くの親子連れらでにぎわった。
 ウオーキングは赤岩口車庫を発着地に、桜が咲く朝倉川や葦毛湿原を歩く約7・3㌔のコースを約200人が楽しんだ。
(飯塚雪)
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