またも田原で豚コレラ

2019/04/22 00:00(公開)
 県は21日、田原市の養豚農場で家畜伝染病「豚コレラ」の感染が新たに確認されたと発表した。同市では2月から感染が相次いでおり、県内一の産地・田原市の養豚産業に打撃を与えている。
 県は同日、防疫措置として、新たに発生した農場で飼養している1030頭と、同じ経営者による同市内にある関連農場の540頭、その農場に隣接し、施設や機材などを共同で使用している農場の311頭の計3農場、1881頭の殺処分に入った。
 県によると、20日、養豚農場から飼育している豚に異常がみられると報告があり、県東部家畜保健衛生所が立ち入り検査。精密検査を実施した結果、21日、豚コレラの疑似患畜と確認した。県内では8例目となる。
 県は21日午前、大村秀章知事を議長とする緊急対策会議を開いた。
 殺処分のほか、農場の出入口を1カ所に限定して、関係者以外の立ち入りを禁止、出入りの際の消毒を徹底した。すべての豚について農場からの移動を制限、農場外への物品搬出も禁止する処分を講じた。
 田原市は約10万5000頭を飼育してきた養豚が盛んな地域だが、2月から豚コレラの感染拡大が収まらない。
(中村晋也)
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