働き方改革の実効性高める

メーデー＆ファミリーの集い

　労働者団体、連合愛知豊橋地域協議会の「第90回メーデー＆ファミリーの集い」が12日、豊橋総合動植物公園であり、豊橋市内などの労働組合から組合員、家族ら約４０００人が参加した。すべての労働者が安心して働き続けられる社会の実現に向け、全力を挙げる同地協メーデー宣言を採択した。
　メーデーは、１８８６年に米国の労働者が団結し、８時間労働制を要求して立ち上がったことを起源とし、働く者の権利獲得のため団結と連帯の力を示す日となっている。
　集いは、オープニングセレモニーとメーデー式典など３部構成。道化師「クラウンもっきー」のショーや、ヨーヨーパフォーマーＴОＭＭＹのパフォーマンスで幕開けした。式典は、佐原光一豊橋市長、関健一郎衆院議員らを来賓に迎えて行われ、鈴木康夫実行委員長らがあいさつした。
　連合は、働き方改革関連法の施行に合わせ、すべての事業所で36の協定の締結と適正な運用が徹底されるよう「Ａｃｔｉｏｎ！36」の運動を展開。メーデー宣言では、同関連法の実効性を高めるべく各職場で取り組みを強化するとしたほか、すべての働く仲間らと手を携えるとともに、貧困や格差のない誰もが安心して暮らせる持続可能な社会の実現に向け、全力を挙げることを示した。
　最後に参加者全員で力強く「ガンバロー」を三唱し、団結した。
　電化製品などの当たる福引き大会もあり、大勢の組合員、家族が集まった。
（中村晋也）