蒲郡の榎本さんに藍綬褒章 令和元年春の褒章

2019/05/20 06:00(公開)
褒章受章者に選ばれた榎本さん=蒲郡市内で
褒章受章者に選ばれた榎本さん=蒲郡市内で
 政府は、2019(令和元)年春の褒章受章者を発表した。21日に発令する。県内は34人・2団体(緑綬褒状2団体、黄綬褒章11人、紫綬褒章1人、藍綬褒章22人)。東三河からは人権擁護委員で榎本保さん(74)=蒲郡市=が唯一、藍綬褒章を受章した。
 榎本さんは法務省の人権擁護委員を務めて18年。蒲郡市役所で「よろず相談」を担当したり、同僚委員と一緒に子どもたちによる活動報告展「人権作品展」や、中学校で開催される「1日人権擁護委員会」を行ったりしている。
 よろず相談は週に1回行われ、年10回ほど担当する。「相談は家庭内や隣人とのトラブル、病気や経済的な事柄など全般にわたります。必要となれば法務局が事件化していき対処します」と説明する。
 「人権という言葉は広範囲にわたりますが、相談では相手が話すことで高ぶった気持ちが静まる部分もあります。一方的に話してもらい、私が聞き役にまわっています」と話す。
 中学校では毎年1校ずつ全校生徒で考えてもらうほか、児童向けに紙人形劇の上演、親子向けにコンクール受賞作品展を実施している。
 「委員の人数は人口割合で決められるがまだまだ人手が必要と感じます。生活で少しでも不安が解消できると思います」と語る。
 伝達式には妻と2人で出席を予定する。「皇居は一度も行ったことがありません。即位された陛下とお会いすることができるまたとない機会ですから」と心待ちにしている。
(安藤聡)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

虹の森 蒲郡信用金庫 住まいLOVE不動産 さわらび会 藤城建設 光生会
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国