表浜海岸の観光PRポスター 豊橋市が製作

2019/05/29 00:01(公開)
表浜海岸をテーマに作った2種類のポスター=豊橋市役所で
 豊橋市は、観光資源の一つ、太平洋・表浜海岸を取り上げた観光PRポスターを作った。定番の手筒花火、市電(路面電車)のほかにも、豊橋らしさを打ち出せる自然風景として表浜に着目。女性をターゲットにしたポスターで、若手女性職員らが意見を出し、テーマやキャッチコピーを考えた。
 豊橋へ来て実際に体験してもらうことを狙いにした観光PRポスター。
 表浜は、同市を含む渥美半島から浜名湖にかけた太平洋岸に砂浜が続き「片浜十三里」と呼ばれる。森林、崖のある背後地の自然も目を引き、豊橋などこの地域独特の風景だ。
 ポスターはB1判の大きさで2種類。青空の下、E-バイク(スポーツ仕様の電動アシスト自転車)で真っ青な海に続く道を駆け下りる風景に「うわぁ~っ! ついでに、大声も出してみた。」のコピーが入っている。
 もう一つは、浜辺の広さと雄大な太平洋を強調。「この広がりは、縦のポスターじゃ無理!」の文字が入り、縦のポスターにあえて横写真を使った。
 担当の市観光振興課の女性職員が体験したことをポスターに表現した。「坂道を下り、思わず声が出たが、目の前に海が見えて感動、大声を出してみました」と言い、広がりを強調したポスターは「スケール感を出したかったので、横写真を使いました」と説明。いずれも、西七根町で今月上旬にプロカメラマンが撮影した。
 各200枚作り、26日に全面オープンした道の駅「とよはし」(東七根町)や市内外の宿泊施設、近隣の駅などに展示する。また、道の駅では、実際に夏頃からE-バイクの貸出を始める。
 女性職員らは「写真を撮っても海と緑が映える表浜。豊橋南部地域の魅力に気づいてもらい、足を延ばしてもらえれば」とPRしている。
(中村晋也)
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