豊橋で「防災フェア」始まる

2019/06/08 00:01(公開)
BCP導入の事例発表などがあった防災フェア=ライフポートとよはしで
 「やさしく迎えよう!南海トラフ巨大地震~災害リスクを『わがこと』として考える」をテーマにした「第15回防災フェア」(NPO法人東海リスクマネジメント研究会主催)が7日、ライフポートとよはしで始まった。中小企業の防災対策や事業継続計画(BCP)の解説などを行った。
 近年多発する自然災害で中小企業が被災するケースが増えていることから、今回の防災フェアはBCPについて力点を置いた。
 BCP導入の事例発表では、豊橋設計代表の内田幸司氏が説明。室内の机やコピー機、保管庫などの固定、自家発電機の配備、社員の安否確認の方法の構築だけでなく、災害発生時に融資をすぐに受けられる契約を金融機関と結んだほか、拠点を熊本とミャンマーにつくることで、1つの拠点がダメになっても他の拠点でカバーできる体制にしたことなどについて解説。その上で「BCPに終わりはなく、常にアップデートをしていかなければならない」と語った。
 一方、中小企業への行政の支援について、中部経済産業局中小企業課課長補佐の伊藤彰修氏が解説。「近年の自然災害の多発で中小企業が被災を受けている現状を受けて、BCP策定に向けての支援や自家発電設備導入支援などを行っていく。ぜひ利用して災害に強い組織づくりに役立ててください」と述べた。
 防災フェアは8日もあり、南海トラフ巨大地震への備えと課題ほか、自然災害訴訟について学ぶ。
(竹下貴信)
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