蒲郡三谷中の岩永君 セーリング欧州選手権に出場へ

　蒲郡市立三谷中学校２年の岩永燎汰君（13）が、セーリング競技のオプティミスト級で日本代表チームに選ばれ、22日にフランスで開幕する２０１９年度ヨーロッパ選手権大会に出場する。現在同市海陽町沖の三河湾でトレーニングに励んでいる。
　オプティミスト級は全長２・31㍍、幅１・13㍍、重さ35㌔の１人乗り用ヨット。15歳以下対象のセーリング種目となっている。岩永君は今年３月20－24日に福岡県福岡市沖で行われたナショナルチーム最終選考会で10位以内に入って代表メンバーに選ばれた。
　岩永君は海陽町の豊田自動織機海陽ヨットハーバーを拠点に活動する海陽海洋クラブに所属して小学４年生から国内大会に出場。クラブの先輩で２０１４年の第46回全日本選手権で優勝した倉橋直暉さん＝早稲田大学１年＝のヨットを引き継いでトレーニングやレースに臨んでいる。
　ヨーロッパ選手権は６月22日から29日までフランス西部のクロゾンモルガで行われ、約２８０人が出場する。
　「風が強いコンディションに自信があります」と岩永君。「波への対応と、スタートへのポジション取りをしっかりしてレースに臨みたい」と語る。目標は倉橋さんが総合５位だったため、それ以上を目指すという。
（安藤聡）