豊橋の大豊商店街で「雨の日商店街」開幕

2019/06/23 00:01(公開)
梅雨時期の風物詩「雨の日商店街」=大豊商店街で
梅雨時期の風物詩「雨の日商店街」=大豊商店街で
 空き店舗を活用したアンティークマーケット「雨の日商店街」(大豊協同組合主催)が22日、豊橋市の豊橋駅南側、通称水上ビルにある大豊商店街で始まった。昭和レトロな小道具や古着、飲食など50店舗が並び、初夏の爽やかな風が吹く中、大勢の人たちでにぎわった。
 50年以上の歴史がある大豊商店街のレトロな雰囲気と、アーケードがあり雨の日でも傘がいらない利便性を生かして企画。梅雨時期の風物詩で、5回目となる今年は22・23・29・30の4日間で開催する。
 東三河や遠州などから延べ70店が参加。花火問屋の軒先や既存店内に、ヴィンテージアクセサリーや欧州の古道具など味わい深い品々が並び、若者や家族連れらが古きよきものをめでていた。
 今回は空き店舗8カ所も活用。イベントがきっかけで、継続的に商店街で商売を始めるケースも増えており、同組合の黒野有一郎代表理事は「空き店舗の活用はこれからのまちなかの暮らしを豊かにするか、否かの重要なテーマになる。ただ、朽ちていくのを待つのはもったいない。これからもまちなかの『楽しい』を提供していきたい」と話している。
 時間は午前11時~午後6時で雨天決行。
(飯塚雪)
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