豊川市の小坂井庁舎 29日に解体イベント

2019/06/25 00:00(公開)
解体される建物の壁に描かれたアート=小坂井庁舎で
 老朽化した公共施設の再編整備で、今夏から解体工事が始まる豊川市の小坂井庁舎。旧宝飯郡時代から40年の歴史に幕が下ろされるのを前に、29日に解体イベントが開催される。建物の壁に落書きアートが楽しめるなどイベント満載で、地元住民らが思い出を育む一日となる。
 1979(昭和54)年建設の小坂井庁舎は施設再編の一環で、近隣の生涯学習会館や図書館、児童館などと複合され、2021(令和3)年春オープン予定の「小坂井地域交流会館」(仮称)として生まれ変わる。今年1月に庁舎機能が児童館内に一時移転し、この夏から取り壊されることになっていた。
 解体イベントは、庁舎への感謝の気持ちや記憶に残したいという地域住民の思いで企画。午前9時からセレモニーや地元出身のテルミン奏者・竹内正実さんによるコンサートが行われ、9時40分から午後0時半まで各種イベントが開かれる。
 落書きアートは絵の具で壁に絵を描くことができ、子どもから大人まで参加できる。すでに見本として市職員が描き、小坂井地域施設再編に関するワークショップにも参加していた桜ヶ丘ミュージアム学芸員の岡田有紀子さんは「絵心がない方でも楽しく描けるように、ローラーなどの道具も使いました」と振り返った。
 ほかにもコマ名人やバルーンアート、特設コースでのミニ四駆走行、小型犬との散歩体験、議場開放、小坂井地区の郷土玩具でもある風車やミニチュア手筒の作成体験など、解体前の庁舎を存分に使ったイベントが予定される。
 参加無料。住所は小坂井町大堀10。
(由本裕貴)
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