高校野球愛知大会 渥美農業が接戦落とす

2019/07/14 00:00(公開)
試合に敗れ、誠信ナインと握手する渥美農の下田㊨ら=阿久比球場で
 渥美半島の球児たちが、知多半島で散った。渥美農は初回、2失策と守りが乱れて無安打で先制を許すと、3回に追加点を許した。
 打線は1回裏、1死満塁とするも併殺打。6回には相手投手の四死球にもつけ込んでチャンスを広げたが、あと1本が出ず完封負けを喫した。
 1回、6回と左前打で出塁するなど、チーム最多の3安打と気を吐いたリードオフマンの主将・下田勅斗外野手(3年)は「まだまだできたはず。打線が援護できなくても申し訳ない」と涙。3年生6人で励んできた最後の夏に「2年生に助けてもらってやってこられた。来年は自分たちの分まで勝ってほしい」と話した。
(由本裕貴)

▽2回戦
誠 信101000000|2
渥美農000000000|0
(誠)小川-柳沼
(渥)西山-鈴木
(阿久比球場)

全芯全霊 涙の2年生エース西山投手

 渥美農のエース西山成哉投手(2年)が9回を7被安打2失点(自責1)で投げ抜いた。初回に守りのミスで1点を失ったが、後続を力のあるボールで三振に仕留めるなど追加点を許さなかった。3回には3連打で1死満塁のピンチを背負ったが、ここでも犠飛による1失点に抑えた。終盤は走者を抱えながら、粘りの投球でゼロを並べた。
 与えた四死球も、初回に与えた1個だけ。結果的に打線の援護に恵まれなかったが、西山は「自分がゼロに抑えていたら試合は続いた。自分の力不足です」と話した。
 3年生と戦う最後の夏が終わった。特に主将の下田や、リードしてくれる捕手・鈴木への感謝の気持ちがこみ上げ、涙が止まらなかった。「情けない自分を先輩たちがカバーしてくれた。もっと一緒に試合がしたかった」。悔し涙を力に変え、長身から振り下ろす速球に磨きをかける。
(由本裕貴)
2失点で完投した渥美農・西山=同
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