「アニアニまある」に新しい仲間を

2019/07/18 00:00(公開)
ポニーのリック(手前)と、3月に亡くなったロバのハッピー(後方)(豊川市提供)
豊川市ふるさと納税のクラウドファンディングでポニー購入へ

 豊川市がふるさと納税制度を使ったクラウドファンディングで資金を募り、赤塚山公園(市田町)のふれあい動物広場「アニアニまある」に新たなポニーを購入することになった。
 1995(平成7)年の開園当初から20年以上、ロバの「ハッピー」とポニーの「リック」は同じ小屋で暮らし、来園者と交流していたが、ハッピーが今年3月24日に老衰で死亡(享年28)。突然、独りぼっちになったリックは食欲が落ちるなど落ち込み、市はリックの新しい友達を迎えようとポニーを購入する方針を決めた。1頭で100万円前後の費用を要するため、クラウドファンディングで資金を集めることになった。事業費(100万円)以上の寄付金が集まった場合はエサ代や公園の修繕など維持管理費に活用する。
 専用サイト「ふるさとチョイス」で、10月14日まで受け付け、今年度中に新たなポニーを購入。環境に慣らす期間も必要なため、アニアニまあるでのお披露目は来年春以降となる。同園飼育係長の前田民男さんは、人間に例えると100歳を超える32歳となったリックについて「若くて素敵なポニーに仲間入りしてもらうことで元気が出ると思う。お客さんをもっと楽しませてほしい」と話している。
 同園は入場料が無料というメリットもあり、県内外から年間約40万人が来園している。
(由本裕貴)
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