豊橋でさわらび会「夏休み親子福祉体験講座」

2019/08/11 00:00(公開)
福祉体験に取り組む参加者ら=第二さわらび荘で
福祉体験に取り組む参加者ら=第二さわらび荘で
 豊橋市の社会福祉法人「さわらび会」(山本孝之理事長)は10日、同市野依町の福祉村各施設で、東三河の小中学生と保護者を対象に「夏休み親子福祉体験講座」を開いた。約140組(約450人)の家族が参加、各施設で福祉に関する体験に取り組んだ。
 スタンプラリー形式で順に施設を回り、各施設の特性を生かした展示や体験などを通し、参加者に高齢者・障害者の身体的状況や福祉施設・機器の役割を知ってもらう試み。今回で16回目。
 第二さわらび荘では「高齢者疑似体験」、あかね荘では「さをり織り」「小物入れ作り」、珠藻荘では「車イス体験」「ボッチャ」、しろがねでは「車イスバスケ体験」、明日香では「和太鼓体験」「クッキー作り」、フェリス福祉村前では「介護車両の展示・体験」、ジュゲムでは「看護師体験」、若菜荘では「しおり作り」など、施設ごとにコーナーを設置。親子は楽しく福祉を学んだ。
 95歳の曾祖母が施設を利用する縁で家族と訪れたという豊橋市立栄小1年の加藤翔也君は、手足に重しをつけたり、ゴーグルをはめて歩行などする「高齢者疑似体験」に初挑戦。「歩くのがとても大変だった。ひいおばあちゃんの気持ちが少し分かった。優しくしてあげたい」などと話していた。
(田中博子)
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