豊橋市が整備、若者の拠点づくりで意見交換

2019/09/06 00:00(公開)
意見を出し合う若者や地域住民=愛知大学豊橋校舎で
 豊橋市は今年度、富本町の国道259号沿いにある市南部窓口センターの2階を学生ら若者の活動を応援するスペースに整備する。8月下旬には、近くにある大学や高校の学生、生徒、地域の住民らがグループごとで意見を出し合い、若者が使いたくなるプランを考えた。
 同センターは、かつて休日夜間急病診療所だったことで知られ、現在、2階は倉庫として使われている。
 付近には高校、大学などがあり、多くの若者が行き交う場所に立地しており、市は若者らのアイデアを取り入れ、2階の遊休空間120平方㍍を「学生の学びと交流を創出するスペース」にする。
 このため、8月27日には、若者の拠点づくりとしてワークショップを町畑町の愛知大学豊橋校舎で行った。同大や豊橋技術科学大学、近隣の時習館、豊橋工業の両県立高校、地元の福岡、栄両校区の住民ら34人が参加、五つのグループに分かれ、若者が使いたくなるスペースを考え、模造紙にレイアウトを描いた。
 それぞれのプランをスペースの愛称とともに発表。参加者の投票で順位も決めた。1位は可動式間仕切りで五角形の机を配置した部分と体験・交流スペースを分け、土・日曜には全体を使えるようにするプラン。イベントにも使いやすくするため、交流スペース側を高くしてステージの機能も持たせる。
 他のプランでは、個人、集団で可能な自習するスペースと、寝転んでくつろげるスペースを配置し、くつろぐところには可動式の畳や、ハンモックも置く提案をしていた。プレゼンテーションや映画上映などで使えるスクリーンの設置を考えたグループもあった。
 市は今後、使う側の若者らが意見、アイデアを出したこれらのプランを生かしながら整備を進める。
(中村晋也)
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