半島に秋告げる「田原祭り」

2019/09/15 00:00(公開)
秋空の下、引き回された昼山車=田原市田原町で
 田原市田原町の市街地を舞台にした「田原祭り」は14日、からくり人形を載せた新町、本町、萱町の昼山車3台(市有形民俗文化財)が繰り出し、笛や太鼓のお囃子(はやし)が街に響いた。午後からは夜山車(よやま)が登場し、一帯は祭り一色に染まった。
 渥美半島に秋の訪れを告げる田原祭りは江戸時代を起源とし、13日の新町・八幡社の宵祭りを皮切りに幕開け。市街地5町で行われている。
 この日は、豪華な昼山車3台が各町をゆっくりと引き回され、正午すぎには田原まつり会館に集結、お囃子を競演した。笛や太鼓の音色に合わせ、からくり人形がユーモラスな動きを見せ、集まった多くの住民や観光客らを楽しませた。
 昼山車の見せ場は、曲がり角での「車切り」。男衆が息を合わせ、高さ6㍍前後の山車をきしませながら、見事なかじ取りを見せていた。
 市立田原福祉専門学校の学生も、昼山車を引くなど参加。浜松市北区出身の2年・天野恵麗奈さん(19)は「楽しくて、住民の皆さんの活力、にぎやかさを感じることもできました」と感想を話した。
 明かりに彩られた夜山車では、子どもや若者らが踊ったほか、夜まで若者らのにぎやかな歓声が響き渡り、祭りムードは最高潮に達した。
 最終日の15日も3町の昼山車が巡回し、午前11時50分には三河田原駅前に集結。午後からは大筒神輿(みこし)が巡行し、午後5時半から手筒・大筒花火が揚げられる。午後8時からは打ち上げ花火などが始まり、夜空を鮮やかに染める。
(中村晋也)
街に響いたお囃子を披露する人たち=同
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

<前次>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
光生会 蒲郡信用金庫 住まいLOVE不動産 さわらび会 藤城建設 虹の森
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国