「外からみた豊橋」を語る豊橋出身で市外に住む経営者

　豊橋市出身の30～50代の経営者らで市外に住む４人が豊橋を語り合うトークイベント「外からみた豊橋」が同市駅前大通１、ココラアベニューのＭＵＳＡＳＨｉ　Ｉｎｎｏｖａｔｉｏｎ　ｌａｂ　ＣＬＵＥで開かれ、豊橋への提言をした。
　市外で起業などをした４人の話を聞く機会を、会場の同ＣＬＵＥを開設している同市の二輪・四輪部品メーカー武蔵精密工業の主催で設けられた。
　「企業などを豊橋へ誘致するには」という質問に対し、プレスリリース配信サービス「ＰＲ　ＴＩＭＥＳ」の社長・山口拓己氏は「誘致ではなく、生み出すこと」と指摘。ビジネス用のチャットを手掛ける「スラック　ジャパン」のカントリーマネジャー佐々木聖治氏も「強みを持っている同士がつながり、新しいアイデアをスピーディーに出すことで、何かが生まれる」と助言した。
　豊橋への提言として、ものづくりの起業家を支援する「ダルマテックラボ」の代表取締役・牧野成将氏は「スタートアップ教育、起業教育をすることで変わってくる。起業する人、何かをしようという人を応援する社会が必要」と強調。経営コンサルティングなどを行う「Ｒ３コーポレーション」の代表取締役の平松二三生氏は「今あるものは何かと考える」とし、例として「その一つに豊橋技術科学大学。人、技術はあるので、もっとドラスティックなことが必要」と投げかけた。
（中村晋也）