カゲっちの「今週のフェニックス」〈2〉 新加入の大物選手に注目

2024/09/18 06:00(公開)
ヌワバ選手 ©SAN-EN NEOPHOENIX

 先週あった「AICHI CENTRAL CUP 2024」の優勝でベールを脱いだ今季のフェニックスは、期待の新戦力も加わりとても楽しみなチームになっています。大野篤史ヘッドコーチ3年目の今季は、圧倒的な力で中地区優勝した昨季の主力メンバーを残しつつ、積極的な補強にも成功しました。

 

 キャプテンは佐々木隆成選手。今季初の日本代表合宿に参加し、さらなる成長が楽しみです。副キャプテンには昨季フェニックスの司令塔として縦横無尽の活躍を見せた大浦颯太選手が就任。この2人がチームのリーダーを任されました。

 

 また、インサイドを支配する大黒柱のヤンテ・メイテン選手、魂のこもった献身的なプレーでチームを鼓舞するデイビッド・ダジンスキー選手も残留して盤石の体制になっています。そこへディフェンス力が高く機動力のある新規メンバーを加えた「新生」フェニックスとしてさらなる期待がかかっています。 

 

 今回は新加入の選手の中でも特に注目の2人を紹介します。

 

NBA237試合の実績 デイビッド・ヌワバ選手

 

 米国NBAでの経験値が高い選手です。ロケッツやブルズなどでNBA通算237試合出場の実績を持つ今季一番の注目選手。超人的な身体能力と鋼のような肉体を武器にゲームを支配する活躍を見せてくれることに違いありません。

 

 セントラルカップでも大会MVPのほか、得点王とリバウンド王を獲得し、実力者としての片鱗を見せてくれました。スティールやブロックショットといったディフェンスにも定評があり、フェニックスに勢い与える存在として輝きを増していくでしょう。

吉井選手 ©SAN-EN NEOPHOENIX

パリ五輪代表の吉井裕鷹選手

 

 8月のパリオリンピックで日本代表選手として戦った若手成長株。五輪でも数多くのNBA選手がひしめく中、屈強な体格の海外選手を相手に強じんなフィジカルを武器に互角に渡り合う強さを見せました。特に自分より大きい選手を相手に体を張って守り抜き、速い選手には俊敏な動きでついていく「ディフェンス力」が魅力です。フェニックスでも守備の要として活躍してくれるでしょう。守りだけでなく、速攻でも先頭で走りダンクシュートを叩き込む身体能力もあり、わくわくさせてくれる選手でもあります。

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