豊橋市の高齢者福祉向上を目的とする、同市とゆたかクラブ豊橋(同市老人クラブ連合会)主催の「第14回とよはしシニアフェスティバル」が23日、豊橋市民文化会館で開幕した。リハーサル室では「第28回女性部チャリティーバザー」、2階展示室では「第51回趣味の作品展」が開かれ、大勢の人が詰めかけた。催しは25日までで、24日には「第42回趣味の演芸大会」も予定している。
バザーは同連合会(今川智嗣会長)の女性部が中心となり、タオルや洗剤、衣料、雑貨など寄せられた約1万1600点の物品を安価で販売するもの。台風などの影響で昨年より品数は少し減ったものの、今回は衣料や雑貨が充実、タオルや洗剤も例年並みに寄せられ、手作り品も多数並ぶ。
この日は開幕1時間以上前の午前7時台から150人を超える行列ができるにぎわいぶりで、会計後に再び買い物の列に並ぶ人も多かった。売上金は全額義援金にあてる予定で、今後送付先を決める予定という。「会員が品物を寄付し、きれいに包んで値付けするなど、真剣に取り組んでくれた。会場に足を運び、気に入った品があったら1品でも買ってほしい」と今川会長。物品は毎日補充する。バザーは午前9時15分~午後3時半(最終日正午終了)。
一方、高齢者が日頃の文化活動の成果を披露する「趣味の作品展」では、文化交流を続ける設楽町からの特別出品26作を含む、計233作を展示。水彩画やちぎり絵、ぬり絵、絵手紙、写真、書、水墨画、布絵や編み物、彫刻、木目込み、藍染め、川柳など、バラエティーに富んだ力作を楽しむことができる。展示は午前9時~午後4時(最終日正午まで)。
(田中博子)