新城高女子生徒が鳳来寺山参道を清掃

　紅葉シーズンが本格化するのを前に、県立新城高校生活創造科２年の女子生徒らが13日、新城市門谷の鳳来寺山参道で清掃活動に取り組んだ。行楽客をきれいな姿で迎え入れようと長年続けられている。
　活動は地元にあった鳳来寺高校の前身で１９３５（昭和10）年に開校した鳳来寺女子学園時代から行われていたという。２０１１（平成23）年３月末に閉校となり、奉仕の心を継承しようと新城高校が引き継いでいる。
　新城高校では近年、１年生が行っていたが新城有教館高校開学により新入生はいないため、今回は２年生が参加した。
　生徒たちはバスで旧高校を訪れ、登山口から参道の傘杉まで約７００㍍の間で竹ぼうきを使って落ち葉をはいたり、下草を刈ったりした。
　また、地元の門谷地区住民や新城市観光協会、新城市職員らも協力。活動後には生徒たちがお礼に焼き菓子をプレゼントした。
　同校２年生が新城高校として最後の卒業生にあたり、来年４月からは新城有教館高校１、２年生が同じ校舎で学校生活を送る。
　竹下昌宏校長は「来年は新城有教館の生徒たちにも呼び掛けて有志で活動していければ」と話した。
（安藤聡）