新城で「鳳来寺田楽」

2020/01/04 00:00(公開)
獅子伏せを披露する地元住民たち=新城市門谷の鳳来寺田楽堂で
 新城市門谷の鳳来寺で3日、国重要無形民俗文化財に指定されている「鳳来寺田楽」が行われた。地元住民らでつくる田楽衆が五穀豊穣(ほうじょう)や悪霊退散など祈って舞を披露し、大勢の初詣客が見物した。
 鳳来寺田楽は、鳳来寺山の開祖・利修(りしゅう)仙人の命令に従って山中に住んでいた3匹の鬼を埋葬し、守護神としてまつったのを機に、供養のため寺の僧が村人とともに踊ったのが始まりとされている。農民生活と僧の修行、安全祈願が結びつき、室町時代に現在のような形態になったという。
 のような形態になったという。
 同寺本堂前の田楽堂で地元住民ら17人が演じた。厄伏せや魔よけを祈願する「獅子伏せ」では天狗(ぐ)の面をつけた「さいとう」が起き上がる獅子を止めようとする所作などを披露した。
 また「神天使の舞」では、子どもたちが鼓を持って笛と太鼓に合わせて舞ったほか、今年の作柄について吉凶を占う「弓納」など繰り広げられた。
(安藤聡)
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