豊橋消防と名古屋消防が山林救助訓練で連携強化

2024/09/22 06:00(公開)
救助者を助け出す豊橋市消防本部職員(提供)

 豊橋市消防本部と名古屋市消防航空隊は20日、豊橋市大脇町の豊橋自然歩道本線などで山林事故を想定した救助訓練に取り組んだ。

 

 秋の行楽シーズンで登山者の増加が見込まれる。一方でけがや日没時間の早まりによる遭難の発生が懸念される。豊橋消防は迅速に対応するため、県内で唯一の航空隊を有する名古屋消防との連携強化を目的に訓練を企画した。

 登山者が急斜面を滑落し、けがをして動けないという想定。豊橋消防は携帯電話の位置情報共有システムを活用し、救助者を発見、ロープなどを使って助け出した。事前に応援要請をした名古屋消防のヘリコプターと連携し、救助者をつり上げた。その後、岩田町の消防総合訓練場にヘリを着陸させ、救急車で病院に搬送するまでの流れを確認した。

 豊橋市消防本部の関係者は「訓練を通して職員の技術向上と関係機関との連携強化につながった」と話した。

 

続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

林大二朗

 愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。

最新記事

日付で探す