自動車輸入が金額、台数とも27年連続全国一

2020/01/29 00:01(公開)
自動車の輸入が金額、台数とも27年連続で全国一の三河港=豊橋・神野地区で
自動車の輸入が金額、台数とも27年連続で全国一の三河港=豊橋・神野地区で
 名古屋税関豊橋税関支署が28日発表した2019年の三河港貿易概況(速報)によると、自動車の輸入が金額、台数とも27年連続で全国一となった。金額は10年連続で増加、台数は2年連続で20万台を突破し、ともに過去最高となった。自動車輸出は金額が8年連続で全国2位、台数は2年ぶりの増加で、3年連続の2位となり、国際自動車港湾・三河港を堅持した。
 同港の貿易額は、輸入が前年比6%増の8266億9400万円で10年連続の増加。鉄鋼などが減少したものの、主要品の自動車が増え、1997(平成9)年の開港以来、最高となった。自動車は全体の87・8%を占める。
 輸入の国別では、ドイツが最も多く、自動車などが減り、金額は5・7%減少。自動車が主要品目のイタリア、アメリカ、オーストラリアなどは増えた。
 自動車輸入は、金額で7・2%増の7261億800万円。10年連続で増加し、過去最高の前年を上回り、最高額を更新した。全国シェアは51・6%。
 台数は3年ぶりの減少で、1・5%減の20万3050台だが、過去最高だった前年の20万6051台に次ぐ台数で、前年に初めて突破した20万台を維持した。小型車が前年に比べ減った。全国シェアは55・7%で、7年連続で50%を超えた。
 金額、台数とも2位は千葉港、3位は日立港。
 一方、同港の輸出は3年ぶりに減少し、前年比3・7%減の2兆5424億8300万円。主要品の自動車は台数が4・1%の増加となったが、金額が2・9%減少。他に船舶類、鉄鋼などが減少した。
 輸出の国別では、アメリカが最も多く、プエルトリコが自動車を主に増えた。
 自動車輸出は、金額が3年ぶりの減少で2・9%減の2兆4257億5000万円で、台数は2年ぶりに増加し4・1%増の94万7105台で、いずれも名古屋港に次ぐ全国2位となった。
 輸出額から輸入額を差し引いた同港の貿易収支は、1兆7157億8900万円の輸出超過だった。
(中村晋也)
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